本講座の概要


プログラミング教育を、初等教育および小学生を対象としたプログラミング塾において実施する目的は、プログラマー養成ではなく、児童・生徒の方々に21世紀を生き抜くために必要な“プログラミング的思考力”の育成にあります。本講座では、プログラミング教育に重要な知識概念、プログラミング技術および教育方法の習得を行います。 

本講座の柱は、  以下で構成されています。

1. 「プログラミング教育概論」
プログラミング教育に関する現状と必要な概念などを学ぶ  
2. 「プログラミング入門」
プログラミング技術の習得を行う  
3. 「教材開発」
プログラミング教育で用いる教材の開発方法などを学ぶ  
4. 「授業分析・評価」
プログラミング教育の授業等を分析し、評価を実践的に学ぶ  
5. 「心身の発達」
学習者の心理面や肢体不自由児などの障害者への支援方法などを学ぶ
※ 4.「授業分析・評価」、5.「心身の発達」の二講義は2017年度以降の開設を予定。

本講座の履修可能者に関して

本講座の履修可能者は、以下となります。
2016年4月2日時点で19歳以上の教職員および一般社会人(専門学校生・大学生・大学院生等の学生を含む)です。

科目の希望選択制に関して

ソフトウェア開発等の経験がある方(情報工学系の学生を含む)は、次の科目が必修ではなく希望選択制となります。

希望選択制科目:2.「プログラミング入門」
※願書にて、「エンジニアの実務経験のある方」にチェックを入れた方が対象となります。

 
 

各科目の概要


プログラミング教育概論

本科目では、公教育(特に初等・中等教育)および私塾や生涯学習などの私教育で行われているプログラミング教育の現状と将来について概観すると共に、プログラミング教育を行う上で重要な概念である“プログラミング的思考”の基礎的な考え方を学ぶ。特に、“プログラミング的思考”については、アンプラグド教材を用いて、その基礎的な教え方を学ぶ。

 

プログラミング入門

本科目では、まず、プログラミング言語Scratchを用いてプログラムの基本構造を具体的な事例を通して学ぶ。また、プログラムの基本構造を組み合わせて作るプログラミングの作成過程およびスキルについて、シューティングゲームを作成する演習を通して学ぶ。


プログラミング教育における教材開発

本科目では、幼稚園年長組から高等学校までの園児・児童・生徒を対象としたプログラミング教育の体系的なカリキュラムについて学ぶ。この体系的なカリキュラムは、発達段階を考慮して段階的に、かつ反復的にプログラミングを学ぶように工夫されている。さらに、本カリキュラムをベースに学校教育および私教育において教材を開発する際の考え方について学ぶ。

  • Scratchによるプログラミング教材の開発
    本科目では、「プログラミング教育における教材開発」の関連科目として、プログラミング言語「Scratch」を用いて具体的な例題を用いて、プログラミング教育の教材開発の方法について演習を交えて学ぶ。
     
  • Ozobot Bit によるプログラミング教材の開発
    本科目では、「プログラミング教育における教材開発」の関連科目として、ライントレースロボット「Ozobot Bit」を用いて具体的な例題を用いて、プログラミング教育の教材開発の方法について演習を交えて学ぶ。

スクーリング(ワークショップ演習)

本科目は、学んだことを実践し、自ら評価を行う総合的な実践演習科目である。言わば大学などで行う教育実習的な要素と、実践場面分析演習的な要素を含んだ科目と言うこともできる。履修者は、グループを組んで「プログラミング教育における教材開発」で示した体系的なカリキュラムから、特定の箇所を選んで具体的な教材開発から児童・生徒を対象としたワークショップの企画・運営まで行う。また、グループ単位で他者評価、自己評価を実施し、プレゼンテーションすることで結果の共有化を図り、今後の実践に対する知見を共有することを目的としている。

スクーリング・ワークショップ会場:
長野会場:ギークラボ長野
住所:長野県長野市南県町1003 県都ビル6F

12月上越会場:上越教育大学
住所:新潟県上越市山屋敷町1番地
2月3月上越会場:妙高はねうまライン高田駅周辺

12月東京会場:キャスタリア株式会社
住所:東京都港区 芝浦1丁目13−10 第3東運ビル 8F
2月3月東京会場:小金井市立前原小学校
住所:東京都小金井市前原町3-4-22